2013年06月24日 18:46
1枚のスライドに6つ以上のワードを入れないこと。どんな複雑なプレゼンも6語で十分です。
陳腐な画像は使わない。プロ品質の写真を使うこと。
ディゾルブ、スピンなどのトランジション効果は使わない。
効果音は1回のプレゼンにつき数回までは使ってもいいが、プレゼンツールにビルトインされている効果音は絶対使わないこと。代わりに、CDから効果音や楽曲を採取して、プルースト効果を利用する。グレイトフル・デッドのイントロで聴衆をノリノリにさせれば、眠気もふっとび、今から始まるのは退屈なプレゼンなんかじゃないぞと期待感を高められる。
スライドのプリントアウトは配布しない。それはプレゼンター抜きでは役に立たない。
Simplify(簡潔にする)
Lose the cliches(ありきたりな表現をなくす)
Information needs emphasis(情報には重点が必要)
Designate elements(要素は意図的に使う)
Empathy for the audience(聴衆に共感をもつ)
プレゼンは「Less is more(より少ないことは、より豊かなこと)」なのです。「10/20/30 ルール」によると、スライドは10枚以内、プレゼン時間は20分以内、フォントサイズは30ポイント以上が良いそうです。
フォント:PCのデフォルトのフォントではなく、オリジナルなフォントを使うこと。「Smashing Magazine」は質の高いフリーフォントを紹介しています。ほかにも、さまざまなタイポグラフィーのリソースがあります。ゴーディン氏によると、「身なりをきちんとして、品のいい名刺を持つのと同じ。小さなことだが効果は大きい」そうです。
写真や画像:ありきたりなクリップアートではなく、プロ品質の写真を使ってください。「Getty Images」などのサイトで写真を買ってもいいし、「Everystockphoto.com」で無料の写真もゲットできます。
ダイアグラムや図形:シンプルな図形やダイアグラムを使えば、より効果的にメッセージを伝えられます。使い方は多少コツがいります。「デザイナーじゃない人のためのダイアグラムガイド」(英文)によると、ダイアグラムは一貫性の確保や適切なサイズが重要だとのこと。同じく、「わかりやすいチャートの使い方」(英文)も参考に。
テンプレート:ありきたりなプレゼンにしたくないなら、テンプレートも厳選しましょう。MicrosoftからたくさんのPowerPointテンプレートが提供されており、どれもプロ品質のデザインです。さらに、グラフィックやアニメーションを使ったクールなテンプレート集(こちらも参考に)も用意されています。「VisualBee」は、PowerPointの無料テンプレートを公開しているほかに、デザインの自動作成ツールも提供しています。また、「Slidevana」は150以上の非常に美しいテンプレートを提供してます。79USドルですが、PowerPointでよくプレゼンをする人には価値ある投資です。
アドイン:サードパーティのアドインを利用してPowerPointのプレゼンをパワーアップしましょう。「PPTools」はズームイン、ズームアウトが簡単にできるツールや、写真をすばやくインポートできるツールを提供しています。便利なスターターセットもあります。以前紹介した『pptPlex』は今ではMicrosoft Office Labの1つです。任意のスライドにジャンプしたり、ズームイン、ズームアウトも可能。「TechRepublic」も便利なアドインを公開しています。
ショートカットキーなど:PowerPointのショートカットキーを覚えるとプロっぽいプレゼンができます。聴衆の注目をスライドからあなた自身に向けるためには、Bキーを押して一時的にスクリーンをブラックアウトするのもあり。ほかにも、記憶に残るプレゼンをするためのツールがいくつかあります。