@rootport氏のブログ「デマこいてんじゃねえ」での書評がすんごく面白いのでご紹介。
http://d.hatena.ne.jp/Rootport/20130421/1366520700
今回は三冊。
ビジョナリー・カンパニー 2 - 飛躍の法則
新版 問題解決プロフェッショナル―思考と技術
クリティカル・シンキング―「思考」と「行動」を高める基礎講座
特に問題解決プロフェッショナルについての文書が面白いので引用
世の中に「頭の使い方」を説いた本は多い。が、その大半は著者の個人的な成功経験にもとづいており、普遍的な正しさを追求していない。「俺はこのやり方でうまくいった、だからお前もこのやり方でうまくいくはずだ」と訴えるばかりだ。個人的経験から演繹しただけの理論は、たとえロジックがどんなに正しくても、正確でも、的確でも、妥当でも、重要でもない。演繹的な理論は?弱い?。理論を?強く?したいのなら、事実の羅列から帰納的に組み立てるしかない。
まさにその点において、この本は凡百の「頭の使い方」本とは違う。
具体的な事例を大量に並べながら、効率的な「頭の使い方」を説明していく。だから、説得力がハンパない。読みながら背筋がゾクゾクするほどだ。紹介されている「頭の使い方」は、どれも今すぐ使える実践的なものばかりだ。
この本で紹介されている「頭の使い方」は、私たちが日常的に行っている問題解決の手法を体系化しただけだと著者は書いている。
才能豊かなサッカー少年は、体系的な技術論を学ぶことでさらにサッカーが上手くなる。なんとなく直感でできていたことから無駄が削ぎ落とされ、より効率的な動きができるようになるからだ。たぶん、頭の使い方も同じだ。生まれつき思考力に恵まれ、問題解決力の高い人ほど、この本を読むことで能力を研ぎすませることができるだろう。
ほんとうにすごい本だった。激ヤバ。
三国志に出てくる人物のストーリーも分かりやすく、この三冊読まなくちゃなあなんて思いました。
早速アマゾンで注文デススター。
【今回の感想】
この三冊はやっぱり食わず嫌いだった(いいのはいいんだよ)