印刷技術は日々進歩しています。その現場にいる私たちでさえも驚くような技術が”ポンっ”と生み出されていたりします。蓄光インク蓄光メディア、フォログラフィックメディア、メタルメディア&用紙、紫外線のみ反応インクなど等、目にするとビックリするような技術ばっかりです。
それが世の中に出ているということは、問い合わせさえしてしまえばあとは予算の問題だけなんです。私たちが使えるかどうかというのは。ひと昔前のように新技術だと導入するのにいくつもハードルを越えなければならないという時代は終わっています。
そんな時代では、その技術を商業的にどういかすかということも大切ですが、社会的に「技術が生きる」というのはどういうことかを考えなければならないという義務も発生していると思うんです。
この技術は「レンチキュラーレンズ」というフォログラフィック印刷の仕組みです。これ自体はそんなに珍しいものでもありませんが、この技術をこういう風に使うなんて考えてもみませんでした。
虐待にあっているこどもだけに知らせる「広告」としての媒体。虐待している側からすると目線が上なので絶対にそれがそういうポスターだとは気づきません、目線が下がるとだんだん見えてくる「相談のための電話番号」。
またまた世界から学ばせていただきました、目からうろこです。
目線の低いこどもにどうやって電話させるかというのが次の課題ですね。
私たちの地域でも活用できるのではないだろうかと考えさせてもらえる技術の応用です。
こちらより↓
http://techcrunch.com/2013/05/06/an-anti-abuse-ad-with-a-secret-message-only-children-can-see/