
何故か放射線学会が発表したらしいです、バイオリン関連の組織や楽器製作関連の組織では無く。
ネタばらしとしてはこう。
元ミネソタ大学助教授で放射線医師、そしてヴァイオリニストのSteven Sirr (左画像)が伝説のヴァイオリン「ストラディバリウス」のレプリカを作成、かなり肉薄した音を再現することに成功したと北米放射線学会議(RSNA) が発表。
今回オリジナルに使用されたのは世界に名だたるイタリアの名匠、アントニオ・ストラディバリが1704年に制作した「Betts」。まず、Sirr医師はCTスキャン(64列検出器CT) で1,000枚以上を断層撮影、経年変化などで生まれた亀裂や歪みを分析した。次にその画像を光造形用のファイルに変換し、コンピューター制御による工作機械CNC装置に取り込み、木から形をつくり出していきます。
つまり、音楽(バイオリン)に興味のある放射線医師がその仕事道具であるCTスキャンを使ってストラディバリウスの名器をデータ化することに成功し、そのデータを利用して今流行りの3Dプリンター(彫り込み式)を利用して再現してみたら、なんと素晴らしい音がしました。的なことでしょう。
データを可視化しています。
伝説の名器を放射線の元にさらすことによって、このあとどのような影響が出るかはわかりかねますが、データ化することでそれに近い、もしくはそれと同じ形で演奏出来ることの喜びを今までとは比べ物にならないくらいの人が味わえるように(しかも安価に)なるのだから、それはそれで非常にいいことなんだろうと思います。
TUBAの名器として何度も紹介しているYork社のC管もこの手でデータ化してくれないかなあ〜。
CTイメージと本物の比較
ここから引用
http://japan.digitaldj-network.com/archives/51947207.html