ある企画を思いついて、それを提案するには、実現させるためのプレゼン方法とはどういう形がふさわしいのかをここ何日間悩んだ挙句に出会った記事を参考に自分なりにしてみたいと思います。
lifehachker
http://www.lifehacker.jp/2013/05/130513book-to-read.html
博報堂ブランドデザインが明かす「企画書にまつわる6つの<思い込み>
Q1:企画書を作る上で、もっとも大切なものは「分析力」である。YesかNoか?(14ページより)
答えは"No"。課題を考えるうえで「分析力」は大切ですが、「分析」の結果を羅列しただけではよい企画書にはならないということです。
Q2:相手を説得する上で、もっとも重要なものは「論理性」である。YesかNoか?(15ページより)
論理性よりも、心を動かす企画書づくりが大切だということです。よって答えは"No"。
人は「勘定」より「感情」で動くものだというルールをしっかり理解し、感情に訴えかける企画書づくりをすべきだという考え方です。
Q3:説得力のある企画書には、「美しいレイアウト」が欠かせない。YesかNoか?(16ページより)
「見栄え」にこだわることよりも、こちらの意図を相手に「伝える」ことに集中しなければならないそうです。デザインにこだわりすぎず、「意図をわかりやすく伝える」という姿勢を常に心に留めておくべきだと。
Q4:良い企画書を作るためには、「発想術」が重要である。YesかNoか?(17ページより)
これも、答えは"No"だそうです。理由は、「新規性」「数で勝負」などのアイデアは、薄っぺらく存在感がないから。やたらと多くのアイデアを詰め込むよりも、数は少なくてもいいから、企画者の意図がしっかりと込められた、濃密なバックグラウンドを持つアイデアを厳選して提案することが大切だそう。
Q5:言いたいことが「1枚でまとまっている」のが良い企画書である。YesかNoか?(18ページより)
「企画書は1枚にまとめて簡潔に」という考え方に、著者は疑問を呈しています。なぜなら、「本来、自分が頭のなかで考えたことをすべて網羅した企画書にするためには、ある程度の長さが必要になってくるはず」だからです。
Q6:企画書を通すためには「うまいプレゼン」が必要である。YesかNoか?(19ページより)
説得相手には、はじめから企画書をじっくりプレゼンする時間はないと思っておいた方がいいと著者は言います。大切なのは、あえて説明やプレゼンをしなくても文脈を理解できるような、わかりやすい仕立て。
つまり、説明やプレゼンが上手でなくてもOK。誰が見ても理解できるようなシンプルな構成を心がけ、「社内で"一人歩き"できる」企画書を目指すべきだといいます。
なるほど、博報堂という天下の大企業の中でもこんな田舎の企画者と同様の悩みを抱えているんですね。どんなにロジカルなワードを使っていても単純にしてしまうとほとんど一緒ですね。あとはどれだけ実践出来るかが勝負なのか。
分析した結果を数字だけでない考察をこころがけ、感情に訴え掛ける言葉やストーリーを忘れず、デザインよりも意図が伝わることを優先し、濃密なバックグラウンドを提供できるアイディアに絞り、頭の中で考えていることを完結にできるだけ少ない枚数でまとめ、提案先で一人歩きするような企画書づくりを目指していこうかと思います。