こんにちわ。金融関係の商品は昔は「錬金術」と呼ばれ
今では「レバレッジ」と表現されるのを知っているラミネックスセンターのブログ担当、常務の安慶名です。
クレジット・デフォルト・スワップって聞いたことあります〜?CDSって略すらしいんですが、無いよね聞いたことなんて。
簡単に言うと「信用リスクを移転するデリバティブ」ということらしいです。
まだまだわかんないね。
国や企業の債務の一定元本額に対する信用リスクのプロテクションを購入するという、金融界的な説明ができるんだけども
つまり、国や企業が持っている債務を保証しますよ、しかし保証するためにはお金をある割合で先に払ってくださいよ〜
という感じ。ここまで書いてもわからない方は多いと思う。
100万円の借金を個人でしているとしよう。
その借金が返せなくなったら、その返済を肩代わりする約束をしましょう。
その変わり先にX%の手数料をいただきましょう、これは借金をすぐ肩代わりするのではなく
あくまで返済が出来なくなった場合には肩代わりするということで
返済作業は個人で責任をもっておこなうのが条件です、また完済できてもこのX%のお金は戻りませんぜ!
こういう感じだとわかりやすいかな。
金融関係のお話はお手あげな方が多いかな?
このCDSを、今の日本が抱えている国債(債務)にかけることができちゃうらしい。
しかも掛金が元本1000兆円に対してただいま0.6%の大出血サービスらしい。
つまり、作戦としては
「増税します!」と言ったあと、6兆円でCDSを日本の債務に対してかけておいて、
翌日にでも「やっぱり増税やーめた!」って言っちゃって、その時に日本の国債が紙くず同然になれば
CDSのパワーを借りて一気に借金返済となります。このCDSの会社がアメリカであれば、日本の債務が
一気にアメリカの債務に移転されるマジックとなります。
いやー(°д°)びっくりですね、ほんと数字のマジックです。
うん〜、うん?
あれ?
あれれれれっ?
なんだかCDSのセールスをしてるみたいになっちゃってますね〜?
そう、そこなんです。
日本の借金が1000兆円を超えて、国債も発行しすぎてやがてデフォルト状態になるんじゃねえか!
という世論が今の日本にはびこってますが、この状態、おこるはずもないことが起こるんじゃねえかって
世の中を煽っている状態で一番得するのは誰なんでしょうね。
今回の記事の中では私が一番得します。
つまり、CDSを実際に取り付けたいと思っている「高額保険専門金融商品販売会社」さんが、実際は一番得をします。
日本の借金というよりは、政府の借金と言われている「国債の発行」。
実際は、市中銀行を通しておおよそ日本国内(及び国民)で引き受け手をまかなっています。
割合は8〜9割弱程度らしいです。
http://matome.naver.jp/odai/2134319072682862001
1000兆円に対して、その債務の保証に0.6%しか取りません!って言っているのは、びっくりしませんか?
1000兆円返さなければならない事になるかもしれないのに、その半分どころか0.6%でいいんですよって言っているんですよ!
しかも、日本の財政の破綻の確立は200年に一度だはずっても言っているんですよ!
日本で財政破綻が起きる確率は?
そう、日本国債は円建てで行われるため、返そうと思ったら円を刷ればいいんです。(いろいろ問題はありますが、ユーロ圏よりは確かなこと)
そこまで、安定している日本国債に不安要素を無意味に与え、デフォルトが近い、日本の借金は世界一等と言いふらし
無いことまであるようにしてしまって一番得をするのは、CDSを売りたいと考えている方々でしょうね。
無いことなんで、借金の建て替えは「無いはず」だし、それで6兆円ももらえたら万々歳だよね。
あ〜、俺もCDSを財務省や麻生さんに売りて〜!